NO.9837824 2021/09/14 18:18
キャバ嬢が継いでみた 老舗釣具店、知識ゼロから挑戦
キャバ嬢が継いでみた 老舗釣具店、知識ゼロから挑戦
「創業67年の老舗釣具店の3代目は、現役キャバ嬢」――。そんなギャップを売りにする釣具店がある。秋田県潟上市の「中居釣具店」店主の山田希望(のぞみ)さん(26)は今年、祖父の代から続く沖メバル釣りに使われる「毛針」の専門店を継いだ。昼は毛針を手作りし、夜はホステス。SNSを駆使して人の輪を広げ、全国に毛針のファンを増やす夢を描く。

赤や青、オレンジの鮮やかなナイロンの糸をたぐり寄せると、釣り針に巻き付ける。海水浴場が広がる出戸浜(でとはま)にほど近い店の一角で、山田さんは慣れた手つきで毛針を次々と作り上げていた。

毛針は疑似餌のひとつで、針に付いた糸の束をオキアミなどのえさだと思い込ませ、釣り上げる。狙うのは「沖メバル」と呼ばれる沖合の深場にいるウスメバルだ。北海道や青森の漁師向けに漁協に100本単位で卸すほか、愛好家にも店頭やネットで売っている。

中居釣具店は1954(昭和29)年、祖父の由太郎さんが男鹿半島の船川で開いた。もともと漁師だったが、足を切断するけがを負い、漁に出られなくなったことがきっかけだった。イカ釣り用を中心に疑似餌針を作り始めると、たちまち人気になった。

店を潟上市に移した後、11年前に由太郎さんが他界。山田さんの母・恵子さんが継いだ。だが漁師の減少や折からのコロナ禍で、いったんは昨年末で閉店する決断をした。

閉店セールが始まる中、古くからの客の漁師や店から「やめないで」と惜しむ声が寄せられた。寂しさも募り、兄と姉とも話し合って手を挙げた。「わたし、やってみようかな」。釣りの経験はゼロだった。

1月に正式に店主に..
【日時】2021年09月14日 11:00
【ソース】朝日新聞

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